赤旗で政治と歴史を学び、朝日で世間の常識感覚を磨いた
私の両親は共産党員で、子供の頃は共産党の世界に染まっていた。平日の朝には赤旗新聞を読んで政治の世界では誰が正義で誰が悪党かを知り、休日には赤旗日曜版で進化論と歴史、文化を学習した。家は赤旗以外に朝日新聞もとっていた。私は朝日新聞も読んでいたので、赤旗ばかりでは思想や知識が偏向してしまうところであったが、世間一般の常識から共産党の考えを客観視する事も出来た。
当時は朝日新聞と毎日新聞が客観中立で、読売新聞は右翼が読む新聞だと認識していた。だから我が家はアンチ巨人であった。産経新聞は自民党の政党機関誌だと思っていたが、見るのも汚らわしいので知人宅や待合室に置かれていても中身は見なかった。産経新聞の記事を初めて読んだのは、インターネットサイトでの記事だった。
インターネットで本当の事を学び、右翼になった
大学生になってからもずっと共産党シンパを続けてきたが、中年となった今ではすっかりネット右翼である。転向の経緯は本ブログで追々記事にする予定である。理由を非常に単純化すると、情報源が多様化したためである。これはインターネットの威力である。
もしインターネットがなかったら、私は共産党シンパのままだっただろう。わざわざ金を払ってまで反動右翼の妄言に満ちた本や新聞など買う気はしないからだ。インターネットはタダだから良い。右翼がどんな事を言っているのか、連中の論理を知っておくのも良いだろう。という事でインターネットで様々な事を学び始めたのだ。
日本の右傾化もインターネットの影響
外国のメディアは、最近の日本は右傾化していると分析している。理由としては経済大国としての地位低下による自信喪失や、韓国や中国の台頭に対する妬み、就職難に引きこもり、など沈滞する日本の経済・社会を挙げる例が多い。
日本人なら、右傾化の理由としては、尖閣諸島に対する中国の軍事挑発と竹島占有を継続する韓国の反日姿勢を挙げる人が多いだろう。
しかし中韓の侵略的態度以前に、右傾化が進行する必然的な理由がある。それはパソコンの普及によるインターネット上での事実の発見だ。インターネットには、義務教育では学ぶ事がない歴史の事実、あるいは学ぶ事はあっても異なる解釈が溢れている。
日本人の大多数は学校では左翼的な観点で歴史を勉強しているため、社会人になってからの学習は必然的に右傾化の方向になる。インターネット社会の到来により、歴史の真実に触れる機会が増えたため、右傾化が加速する事は止められないのである。
もちろん事実ではないニセの情報も満載であるが、インターネットですら情報統制されている近隣諸国とは違い、情報の真偽は出典を探していく事で確認出来る。
このブログの予定
このブログでは、インターネット上のどのような情報が日本を右傾化させているのか、その点について分析し、掲載していく予定である。