右傾化の進行レベル

最近の思想的潮流を「右傾化」と言うと、そうではなくて「正常化」だとか「保守化」だと指摘されそうだが、面倒なので、ここでは誤解を生まない範囲で「右傾化」という表現を使う。

さて、全くの私見だが、「右傾化」には以下のような段階があるのではないだろうか。

  • 竹島・従軍慰安婦問題を契機とした義憤的愛国
  • 歴史知識が豊富になった穏健保守
  • 東京裁判史観からの脱却を目指す政党保守
  • 中国の膨張等、国際情勢を憂う改憲論
  • 半島史に踏み込んだ反在日・嫌韓
  • 美談ばかりの日本礼賛派

これらの要素は複合的であり、ある部分には該当するが、その他には該当しないという人もいて複雑である。このような場合には、以下のようなチャートが使えば適切に理解できると思う。

チャート1

本ブログの主旨は、ネットのどのような情報が日本の右傾化に寄与しているか、という分析と、正しい方向に世論が動くのが適切であるのか、という事を分析する事である。これから当分、この視点から記事を書いていこうと思う。