右傾化への第一歩~従軍慰安婦問題(2)

河野談話の後、従軍慰安婦問題の証拠の類は国内で地道に検証され、元従軍慰安婦の証言に信憑性がないこと、慰安婦は強制ではなく高給で募集されたこと、日本が強制的に婦女子を慰安婦として連行した事実はなかったこと、等が明らかになった。韓国側の調査でも元従軍慰安婦の証言に信憑性がない事も明確になり、従軍慰安婦問題は虚構であるという結論で日本ではこの問題は沈静化し、国民の関心も薄れていった。

一方、国内で完全に論破された日本の左翼であるが、この問題を国連の場に持ち込み、国内では否定された証拠を用いて活動を続けた。1996年、国連人権委員会では左翼や韓国の主張が認められ、慰安婦を「性奴隷」と判断した「クマラスワミ報告」が出され、国際社会においては左翼側の従軍慰安婦問題が定着する事になる。

この時代、日本人の大半は「もう謝罪したのだから良いだろう」という感覚だったろう。従軍慰安婦問題という重いテーマに関心も持つのは嫌なものだし、深夜のテレビ討論を見たりこのテーマの本をわざわざ買うのも、一部の日本人だけだったのではないだろうか。

河野談話と同じ年の1993年、NCSA MosaicというWorld Wide Web閲覧ソフトが登場し、90年代後半にはインターネットを通した情報発信が普及し、Google検索サービスも開始された。2000年代には「2ちゃんねる」が巨大化し、テレビや本がなくても様々な情報に触れる事が出来るようになった。

今日では従軍慰安婦問題については、インターネット上の様々なホームページで完璧な情報を入手できる。左翼の人間も、勇気を持って右翼が作ったホームページを閲覧すれば、真実が分かるはずである。例えば以下のような真実だ。

  • 朝日新聞の悪質なキャンペーン
  • 福島瑞穂など日本人左翼の暗躍
  • 元従軍慰安婦による矛盾だらけの証言
  • 朝鮮人業者による朝鮮人婦女子の拉致・誘拐 など

さらに従軍慰安婦問題に入り込むと、終戦直後に発生した次のような事実も知るようになる。

  • 満州や朝鮮半島における朝鮮人による日本人女性への暴行、強姦
  • 国内における在日朝鮮人による日本人女性への暴行、強姦
  • アメリカ兵による日本人女性への暴行、強姦

一般的な日本人が以上のような実態を知るにつれ、思想が右傾化していく事は仕方がない事なのである。