【LGBT】女だと主張すれば男でも女性専用車両に乗車可能な時代

Los Angeles Timesによると、カリフォルニア州では、今年に入り261人の男性受刑者が、トランスジェンダーを理由に女性刑務所への移動を希望し、ほとんどが認められたと言う。

これは、2021年1月から「性別は本人の申告によって特定する」と定めたLGBT関連の法律(正確にはトランスジェンダー対象)が施行されたためである。

心は女性なのに体が男性だから男性刑務所に収容されていた囚人なのか、それとも女性として生まれたが、心が男性である囚人なのか、あるいは女性から生物学的に性転換した男性なのかは、不明だ。

記事から推察すると、「生物学的には男性だがホルモン投与中の性転換者」はその中にいるようである。一方で「男性の体で性転換治療の履歴もないが自分は女性だと主張する人」が含まれているかどうかは分からない。しかし261名の希望者のうち、6名は認められなかったというから、虚偽の申請が含まれていたのだろう。

女性受刑者からは、偽のトランスジェンダーが来るのでは、という不安の声もある。イギリスでは女性刑務所に服務していた自称女性の男性が、女性受刑者を多数レイプして、結局男性刑務所に送られたという事件も発生している。本人がいくら自分のアイデンティティは女性であると主張しても、体が男性のままでは女性が不安になるのは当然だ。

バイデン政権が成立して、LGBTの権利拡大が「生物学的な違いではなく、本人の申告によって性別を決める」という過激な方向へ進んでいる。

例えば、自称女性の男性が、女性用ロッカールームや着替え室の使用する事が可能となるため、特に学校での扱いを巡って問題となっている。

また、以前から顕著であった、男から女に性転換したスポーツ選手が大会の上位を独占する、という問題もある。これはスポーツの成績で進学を決める際に、生物学的な女性が不利な立場に置かれるという事であり、実際にそれでトランスジェンダーに進学枠を取られた女性もいた。

もはやLGBTに対する偏見を止めよ、という時代ではなく、性別は生物学的な性ではなく本人の意思で決定すべき、という思想を押し付ける時代なのである。

日本ではまだ差別反対という程度の状況であるが、実際にはLGBT運動が目指す所は上記の思想である。この考えがアメリカのように法定化されると、同じように女性専用施設の扱いが課題となる。

鉄道の女性専用車両に、自分は女性であると主張する男性が強行乗車し、社会問題となるだろう。始めは実際のトランスジェンダーの仕業ではなく、LGBT関連の法律に反対する者達が問題提起として実行する。しかしやがては女と主張する男が普通に女性専用車両に乗車する事になるだろう。

その他にもスポーツジムの更衣室、マッサージ、トイレ、共同浴場など課題は噴出する事になり、LGBT法を基にした多くの訴訟が起こされると予想される。そしてスポーツの世界にも自称女性の男性アスリートが参加し、本物の女性が高校や大学などの推薦入学の機会を奪われる事になるだろう。